2008年02月17日

16)産まれて初めてのバーベキュー

僕が産まれた所は富士宮市北山です。
僕が産まれた家も、僕を産んでくれたお母さんのことも
僕を育ててくれてるお父さんたちは知っています。
でも僕はお母さんが産まれた静岡市の家を知りません。
どんなところなんだろう...。
お母さんの両親は僕は会った事があります。
清水の家に遊びに来てくれるからです。
一度でいいから、行ってみたかったなと思います。

お母さんの産まれた家では、毎年夏になると
庭で家族皆でバーベキューをするのが恒例らしいんだ。
僕はいつも出かけていくお父さん達を見送る係りなんだ。
バーベキュー...ってなんだろう????
と思っていた、ある夏の朝
お父さんがお母さんと、庭でやるバーベキューの件で相談してる。
弟さんたちも誘ったみたいだ。
僕が疑問に思っていたバーベキューが、
清水の家の庭で出来るんだ....。
楽しみだな...。
 
夕方お爺ちゃんとお父さんとでブロック?
重たい石を運んでる。その上には大きな鉄板...?
お爺ちゃんが鉄板の下で何かを燃やしている....。
お爺ちゃん....なんだか僕のほうに煙が来るんだけど....
僕は咄嗟にいる場所を変えてみたんだ。
鉄板が温まる頃には、弟さん達家族もやってきた。
お父さんたちは、庭に座れるように準備してる。
お母さんも、いろんな物を運んで大忙しみたいだ。
その間に鉄板の上には、色々な食べ物が並びだした。
匂いが煙と一緒に、僕を包み込む...。
うっわぁ.....あれ? いい匂いだ....僕も食べたい....
でも皆は僕にくれそうも無いぞ。
僕は我慢できなくなり、吼え続けたんだ...。
お爺ちゃんにすごく、怒られちゃったけど、食べたいんだもん。
そんな僕に気がついてくれて
お母さんが特別だよって、僕の食器にも載せてくれるんだ。
熱いから、お母さんがフッーて何度も覚ましてくれるんだ。
すごく待ちきれなかったことを、良く覚えてるよ。
勿論おいしかったことも、ちゃんと覚えてる。
皆が美味しそうに、ご飯を食べてる。
僕もその中に入ってるんだ。
普段怖いおじいちゃんもご機嫌だったよ。
すごく嬉しかったよ。
だって食事はいつも一人ぼっちだったから。
ご飯は皆で食べるほうがすっごく美味しいことがわかった。
僕の思い出は1度きりという事が本当に多いんだ。
この楽しかったバーベキューも1度だけのこと。
寂しいような気持ちもするけれど
たった1度の思い出があるから語れるんだよね。

弟ANDYは、お母さんが生まれた家で行われる
バーベキューに2年続けて行ったらしいんだ。
1回目は暴走して、皆に叱られたこと。
2回目は枝豆にはまり1人で食べてたらしいな。
でも良かったな。ANDY!!!!
これからも思い出を沢山作れ!!!!



Posted by daisy at 08:12│Comments(0)
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16)産まれて初めてのバーベキュー
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