2008年02月10日

15)新しい家への引越し....初めての友達

僕の探検生活の日々も終わる頃
新しいお家が出来上がり、元の場所に戻ることになった。
僕はすごく心配だったんだよ。
帰ってきたときに、お家が変わってしまい
もしかしたら僕は此処に置いてかれちゃうのかなって....
でもそんなはずはないよね。
僕の家も以前と同じところに置いてくれたし
皆いるもん....でも何となく気持ちが落ち着かないなぁ...
そんなことを思っていたある日....
僕の目の前に、僕と同じ位の大きさの女の子(わんこ)が
突然現れたんだよ。
僕は何故か突然友達になりたいって思ったちゃったんだ。
本当に友達に成るには時間はかからなかったよ。
でもその子の事は、誰にも内緒だったんだよ。
散歩の時にも会わないし、彼女が遊びに来てくれるんだ。
出来れば一緒に散歩したり、遊びながら走ってみたかったな。
僕はいつも繋がれてるから、僕のそばに来て一緒にいてくれるんだ。
不思議だね....僕はちっとも嫌じゃなかったんだよ。
普段は郵便のおじさんやガスのおばさんが来るだけで
僕は吠えまくってしまったのに...。
僕にとっては本当に初めての友達だからかな....。
  
 何日かそんな日々が続いた日
お婆ちゃんが僕の友達の事を見かけたらしく
お爺ちゃん達に報告してる。
ある日お爺ちゃんが来てくれた子を怒ってしまったんだ...。
すごく怯えてるのが僕にもわかる。
お爺ちゃん...僕の最初の友達なんだ...怒らないで...
僕は帰っていく友達の後姿を見ながら悲しかったよ。
もう会えないかもって思ったよ。
何日か本当に来てくれなかった。
でも久しぶりに会いに来てくれた。
僕は嬉しくて一生懸命尻尾を振ったよ。
でも友達が来たのがお母さんに見つかっちゃったんだ。
お母さんが心配そうに様子を見に来る。
最初は怖い顔で追い返そうとしたけど
僕と友達の顔をみて、気づいてくれたんだね。
僕達が本当は仲良しなんだってこと。
お母さんがそーっと家に入っていくのが見える。
お母さん...ありがとう
僕の友達を認めてくれたんだね。嬉しいよ。
それから何日か通ってきてくれた。
気がつくといつの間にか、来なくなってしまった。
引越しでもしちゃったのかな...?
僕にとって最初の友達の話。
何ヶ月かしたら、お婆ちゃんがKUROに似た子犬を
見かけたよって皆に話してる。
んっ?????
僕の子??それは僕にもわからないよ。
でも僕の子供なら、僕がお父さんだよって言ってあげたかったな。
僕にとって初めての友達が、家族になっていたなんって
すごいことだよね。
僕の家族をお父さん達にも紹介したかったな。
きっと喜んでくれたでしょ...?お父さん。




Posted by daisy at 00:30│Comments(0)
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