いつも一緒だよ　KuroとAndyの日記

今年の晩秋、お母さんにはいろんな事が起きる。
しかも悲しいことだらけ...。
ひとつは、友達の突然の別れの連絡...。

もう一つは、お婆ちゃんとの事...。
お婆ちゃんって言うのは、お母さんの実の母。

僕のお母さんは子供の頃は、お父さんっ子だったみたいだけど決してお母さんが嫌いだったわけじゃない..。

お婆ちゃんは、僕のお母さんの　お姉ちゃんと仲が良かった。
それは今も変わらない...。

子供のころから、いつも比べられていたお母さんは
比べられることに我慢できなくて、反抗的になっていた。

でもお婆ちゃんには構って欲しく、目を引くような事をしたんだけど
いつも悪い方に行ってしまう。

ますます、お婆ちゃんはお姉ちゃんを可愛がる。
だんだん反抗的な態度が損になるって気がついたお母さん。

今度はお爺ちゃんやお婆ちゃんが、喜ぶ事をするように心がけた。
もちろん...父の日..母の日....そして二人の誕生日もお祝いをする。

一緒に買い物に出かけ、食べたそうなものに気がつけば
後日送ったりもした。

それは二人が喜ぶ顔を、見たかったから...。

それなのに、いまだにお婆ちゃんは、お姉ちゃんの方が大好き。
それが今年の冬に、あからさまに解ってしまったお母さん。

悔しいのと悲しいのとで、またもや大泣きしちゃったね。

僕がお婆ちゃんに、文句言ってあげるよ。





”同じ娘なんだから...差別するな...”って。

お母さんは、僕の事をいつも
”Andy...すご～く大好き....”って抱きしめながら言う。

でも決まって...その後で、”ごめんね”を言う。

”Kuroも大好き...”って言う。
僕とKuro兄ちゃんを比べる事は、出来ないんだって。

Kuro兄ちゃんの事も、僕の事も大好きでいてくれるなら、僕は満足だよ。

お婆ちゃんへの思いは報われないけれど
僕がいつもお母さんのそばにいる...。

僕はお母さんが大好きだからね...。