2007年12月09日

6) お父さん、お母さんとの別れ

僕がこの家に来て2週間くらいが過ぎたころ
お父さんやお母さんが忙しそうに荷物を運んでる。
僕には何をしてるのか、まったくわからなかった。
ある日の朝、お父さんが大きな荷物を持って
僕に挨拶をするんだ
”行ってくるよ。kuro”
みんなの顔が寂しそう....
お父さん...どこに行くの?いつ帰ってくるの?
その大きな荷物は何?

この日からお父さんは帰ってこなかった。
夜、大雨が降って雷が鳴ったりして
僕がどんなにか心細い思いをしても帰ってこない...
お父さんがいなくなってから、2週間後....
今度はお母さんが大きな荷物を運んでる。
あれっ?今日はおじいちゃんも一緒に行くの?
どこにいくの?何でお母さん...泣いてるの?
僕を置いてどこに行くの...?
この日の夜、家に帰ってきたのはおじいちゃんだけだった。
お父さんとお母さんがいなくなった家は、静かになっちゃった。
すごく寂しいよ...。
後で知ったんだけど、お父さんとお母さんは
お父さんの仕事の関係で海外に行っちゃったんだ。
おじいちゃんはきっとこの家が寂しくなるのがわかってたんだ。
だから....僕を新しい家族の一員に加えてくれたんだね。
僕もだけど、みんな寂しくて仕方がないんだね。
わかったよ。
僕が皆の寂しさを吹き飛ばす役、引き受けちゃうよ。
お母さんたちが帰ってきた時、ほめてもらえるように頑張るぞ!!!!

おじいちゃんたちと沢山遊んでもらうよ。
お母さんたちが帰ってきたときは、沢山報告するんだ。
だから僕はおじいちゃんと、山に行ったり
海に行ったりするんだ。もちろん散歩は毎日さ。
やんちゃ坊主の僕だけど、おじいちゃん...面倒をかけます。
宜しくね......





Posted by daisy at 18:42│Comments(0)
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6) お父さん、お母さんとの別れ
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